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ユウキです。
前回の記事など参考に、レンタルサーバーの契約と設定を完了されていれば、早速ブログ記事を書き進めていきたいですよね。
とはいえ設置したばかりのページは画像のように非常にシンプルで簡素なので、記事の執筆に集中できるようにデザイン面を整えなければいけません。
「もっとスタイリッシュに!」とか「もっとお洒落なデザインがいい!」と思ったら、外観のデザインを決めるテーマを変更する必要があるので、
今回は WordPress の土台となるテンプレート選びについて、失敗しないためにポイントを解説していきます。
目次
WordPressのテーマとは
レンタルサーバー契約後、ドメインを設定して WordPress をインストールすることでウェブサイトの箱が生まれるのですが、
インストール直後の WordPress はまだ内装の施していないお店の状態です。
WordPress テーマは複数のファイルの集合体で、インストールすることで簡単に内装や外観のデザインを変更できるテンプレートです。
テーマには無料と有料で提供されるものや、デザイン性、カスタマイズ性、SEO 効果などで様々な違いがあります。
WordPress テーマの選び方
WordPress テーマを選ぶ際のポイントは主に3つあります。
- デザイン性
- カスタマイズ性
- SEO 効果
以前の記事でもお伝えした通り、ウェブマスター(ブログ運営者)のあなたが検索表示で上位にランキングされるためには、
ガイドラインに配慮してページを作成する必要がありますが、WordPress テーマはサイト運営を手助けしてくれる存在でもあります。
- Google がページを検出できるよう手助けする
- Google がページを理解できるよう手助けする
- 訪問者がページを利用しやすいよう手助けする
ユーザーが見やすいデザインであることや、Google が理解しやすいデータであること。
あなた自身がブログ運営しやすくて、表現の自由度が高いことが求められるわけです。
用途に合ったデザイン
まずはあなたがデザインしたいブログイメージに近いものであることが大事です。
同時にユーザーが見やすいデザインであることも大事です。
お洒落さを追求しすぎたり、過度に利便性を追求すると、返ってユーザーは見づらくなるものです。
ブログに適したデザインは、個人的に「シンプルでスタイリッシュであること」だと思います。
あなたがもし、ブログ作成の経験が少ないのであれば、まずは検索上位で人気のあるブログデザインがどんなものかをリサーチして参考にするといいですよ。
イメージを形にできるカスタマイズ性
どのテーマも同じなのですが、WordPress にインストールしただけでは、デザインすべてが綺麗に整うわけではありません。
あなたのイメージしたブログのデザインを実現するために、カスタマイズする必要があります。
ですので、できる限りカスタマイズしやすい機能が装備されていることが大事です。
シンプルさと扱いやすさ
どれだけカスタマイズの自由度が高くても、難しくて取り扱いできなくては意味がありませんね。
シンプルで扱いやすい方が余計な労力をかけずに、もっとも手をかけたいコンテンツ作成に時間を使えます。
テーマ更新時の注意点
ある程度 WordPress について理解してくると、CSS などのテーマファイルを編集する場合があるかもしれません。
その際に気をつけなければいけないのがテーマの更新作業(アップデート)です。
テーマの更新作業をすると、当然ですが更新されたテーマファイルで上書きされてしまいますので、あなたが編集した内容は消えてしまい、ブログのデザインが崩れる原因となります。
ですので、テーマの更新をした後も編集内容が引き継げるかどうかは大事なポイントです。
子テーマの導入やテーマファイルの手動アップデートでも対応できますが、できるだけ余計な作業は避けたいですよね
SEO 対策
検索表示で上位にランクするための SEO 対策が施されているかは大事なポイントです。
もし他のブログとあなたのブログコンテンツの質が同等だったとしても、
Google が認識しづらかったり、ユーザーが見づらくては検索結果で差が生まれてしまいます。
では、どのような SEO 対策が施されているべきか?
以下にあげる3つを確認すれば大丈夫です。
コーディングが適切に行われている
コーディングはプログラムを動かすためのコードのことで、Googleなどがページを理解しやすいように配慮され、適切にコーディングされている必要があります。
直近だと、Google は2020年4月6日以降、パンくずリストで使用していた構造化データの data-vocabulary.org を廃止するため、schema.org などへ対応しましょうといったアナウンスがありました。
「え、パンくずリストって何?」
「data-vocabulary.org が廃止??」
素人目では判断がつかない部分ですし、あなたがコーディングを理解して対応するのは割に合わないですよね。
コーディングの問題は長く支持されている有料テーマを選べば大きな問題にはなりません。継続的にサポートしてもらえます。
レスポンシブ対応の有無
レスポンシブ対応とは、スマホ表示を最適化しているということです。
Google は近年、モバイルフレンドリーであるかどうかを判断していますが、検索順位にも影響を与える要因となっています。
以下は Google ウェブマスター向け公式ブログから抜粋した内容です。
モバイルフレンドリーなコンテンツを検索結果からより簡単に見つけられるようになりました。 これに関連して、2018年7月初めより、表示に時間のかかるコンテンツは、デスクトップとモバイルの両方の検索結果に悪影響が出ることが、最近発表されました。
レスポンシブ対応のテーマは有料のものであれば問題はないと思います。
無料テーマの場合は確認の必要があるので注意してください。
ページ読み込み速度の高速化
モバイルフレンドリーの一環であるページの高速表示も SEO 対策として大事なポイントです。
高速表示を強みとしているテーマの中には、「PWA」と「AMP」という2つのキーワードを目にすると思います。
PWA は Progressive Web Apps の略で、アプリのような使用感を実現できる機能で、
AMP は Accelerated Mobile Pages の略で、通常の4分の1ほどでサイト表示ができる機能です。
どちらもページの高速表示を可能にしますし、Google が推奨しているものですが、
以下に示す通り、対応しているかどうか自体で検索順位に影響を与えるわけではないようです。
AMP はランキング要素ではなく、AMP に関する掲載順位のポリシーに変更はありません。
個人的にブログ運営においては「PWA」と「AMP」への対応は不要と思います。
どちらもデザイン性とカスタマイズ性の面で不便となる反面、検索順位に与える影響は少ないと感じるからです。
ページの表示速度は PageSpeed Insights で計測が可能ですので、あなたが参考にする上位表示ブログを試しに計測してみてください。
「意外と遅いな」って感じるかもしれません。
表示速度は重要な要素ですが、本質は質の高い(ユーザーが求める)コンテンツの提供であるということです。
無料と有料テーマの違い
ブログを立ち上げた初期は、できるだけコストを抑えたいと思いますよね。
なので無料テーマはブログ初心者の強い味方のような印象ですが、実際はデメリットの方が多いです。
プロがデータファイルからカスタマイズするのでもなければ、先に書いたデザイン性、カスタマイズ性、SEO 対策のどれもが有料テーマに劣ってしまいます。
有料テーマは初期コストがかかる反面、すぐにイメージを実現できるデザインであったり、カスタマイズに時間がかからなかったり、同じ内容のコンテンツであっても検索順位で優位になったり、あなたのかける時間と労力に対する効果が最大化できるので、結果的にメリットの方が大きいのです。
有料テーマを購入する際の注意点は、ブログアフィリエイトをする場合、複数のブログ運営をする可能性が高いので、一度の購入で複数のブログ利用ができるとコストを抑えられますね。
もう一つ見落とされがちですが、提供元の会社が今後も存続するか、テーマ自体が今後もアップデートを継続されるかは大事なポイントです。
テーマのアップデートがされなくなると、SEO だけでなく、プラグインの対応やセキュリティの観点でも問題が起きるからです。
まとめ
いかがでしたか?今回は WordPress テーマについて、ブログ作成に適したテーマの選び方と、選ぶ際の注意点を解説しました。
テーマ自体の変更は後からでも可能ですが、変更に伴うデザイン修正は大変ですし、僅かなコストを抑えるために無料テーマを選ぶと、結果的にあなたがかけた労力と時間を無駄にしてしまうかもしれません。
コンテンツを適正に評価してもらうためにも、土台となる WordPress テーマ選びで失敗しないように、参考になれば幸いです。
ちなみにブログ運営でおすすめできる WordPress テーマは TCD シリーズの「Be」です。
実際に「Be」を使っているサイトなども紹介していますので、こちらの記事を参考にしてみてください。

テーマが決まっていれば、こちらの記事を参考に WordPress の設定を進めてみてください。
TCD シリーズの「Be」と「MAG」なら、詳しいカスタマイズ方法についても記載していますので参考にどうぞ。
